自分的には五分に近いと思うマッチアップ。あまり相手にしたことがないアーキタイプなので少し考察してみようと思う。
 オルゾフ側の血男爵が無双できるという事実はあるんだけど、エスパーミッド側もそれを十分に承知しているし、遠隔不在や評決を男爵に対してあわせてくるっていう対応も一応可能。
 エスパーミッド側の動きとして、3コスト域のザスリッドやプリマーズなどアドを損ないづらいクリーチャーを起点に、対処のしにくいリーヴの空騎士や万神殿などの優良クリーチャーを合わせ序盤からクロックを刻む。対処されない場合はそのまま除去を絡めて押し切ることも可能だし、仮に除去を合わせられて消耗戦にもつれこまれても、鞭やオブゼ、前記のザスリッドやプリマーズなどの単独で場持ちの良いカードをトップから叩きつけアド差で押しつぶすというプランも取れる。
 他にもメインから8~9枚搭載されている除去、もしくは3~5コス域のパワーカードで盤面を制圧しつつ、中盤から終盤にかけて質の高いクリーチャーで攻めていくというプランをとることも可能。
 以上のように比較的柔軟な動きができるデッキだと思う。
 

《対エスパーミッド メインボードでの戦》
 

 オルゾフ側がメインから採用している男爵とゾンビがエスパーミッドに対して強く刺さる。
 特にこちら側の血男爵が対処されなければそれだけでゲームに勝ってしまうことができるというのは大きなアドバンテージ。
 土地が3枚~4枚伸びるタイミングでの相手の攻撃やそこから繋がるオブゼをどう対処するかが勝負のカギとなる。 

 上手くクロックを捌き、土地を十分伸ばすことができた場合。オルゾフ側が除去を繰り返して、お互いが息切れに近い状況になってしまったときのトップ勝負、もしくはお互いがエファラや人脈などアドを補給できる準備を整えた状態での長期戦になった場合はどうか。
 メインにネズミやオブゼ、血男爵、人脈、ペスを持っているオルゾフ側と、鞭オブゼのパッケージや管区の隊長、ザスリッドorブリマーズなどを搭載したエスパーミッド側との持久戦になった場合を想定すると、メインボードの勝負では5、6コスト域のパワーカードをエスパーミッド側よりも多めに採用しているオルゾフ側が少しは有利に思える。
 大量の小型展開は男爵やエルズペス、ネズミ増殖で止まるし、鞭オブゼの使いまわしは確かにキツいものがあるが、男爵のゲインをもってすれば気にならない。
 ちなみにネズミは宝球によって一斉に処理されてしまうので、貪りや破滅などの確定除去をあらかじめ一枚持っておいてフィズる準備をしておくと安心。
 以上のことから消耗戦ではこちらが有利に立てると思うので、序盤のクロックをうまく捌いて、アド差さえつけられなければ勝てると思う。
 
 裏を返すとオブゼや優秀な小型をどうにか対処できないと勝てない。
 リーヴの空騎士、ブリマーズ、管区の隊長などでクロックを刻まれつつもアドをひたすら序盤から稼がれたら為す術がない。それらへの対応が追いつかない間にオブゼなどを出されたり、こちら側が苦し紛れで出した冒涜やネズミを上手に除去で処理されてGG、というのが個人的によくある負けパターン。
 エスパーミッド側の序盤のクロックに対して、こちら側もゾンビや除去、血男爵などをあわせられないと負けてしまう。

《対エスパーミッド サイドボード後の戦い》
 サイド後のエスパーミッドはオルゾフに対して各種ハンデスカードや鬼斬の聖騎士、オルゾフに対しても機能する血男爵、評決などをインしてくるはず。
 そんなに全体除去を入れられるとネズミは機能しづらくなるので全部サイドアウトするのがよさげ。冒徳の悪魔もブリマーズや管区の隊長、ザスリッドに対して相性が悪いので抜く。地下世界の人脈はエスパーミッド相手に割と有効。除去から血男爵につなげられなかった時の保険としての役割や、相手の動きがもっさりしてる時の人脈は勝ちへの一手として機能するため2~3枚ぐらい挿しておくべき。まずは序盤から中盤にかけてのクロックを捌くことが先決。
 血男爵+オブゼ(+鞭)みたいな最悪な盤面にさせないようなプレイをしたい。

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